はじめてのRIKCAD+Lesson1
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RIKCAD10 Lesson1 94 ■[メッシュ]ツールを使っての勾配の考え方と作成方法 メッシュツールを使用して勾配を設定する場合、メッシュのポイント(角)ごとに高さを設定(前述)し、ポイント間の高低差で傾斜を表現します。メッシュの面全体で勾配を表現する場合、 すべてのポイントの高さを設定する必要があります。 メッシュを作成する際に角が多い多角形で作成してしまうと、そのすべてのポイント(角)に高さを設定しなければならないので、図面にも記載されていない中間点の高さも計算して設定しなければならないことになってしまいます。 そこで、メッシュを作成する際には、高さの数値が分かるポイントだけをつないで実際の領域よりも大きくメッシュの面を作成した上で、いらない部分を切り取ることで、最初に設定した勾配が維持されたまま、本来表現したい形状のメッシュを作成することが可能です。 ■多角形勾配の基本 ① できる限り角を少なくメッシュを作成。(実際よりも大きくなってもかまわない) ② 各ポイントの高さを設定 ③ 傾斜面のいらない部分を切り取る 用語解説【水勾配(みずこうばい)】: 雨水や汚水などを排水するために付ける緩傾斜をいう。 一般に建物の樋や土間床の仕上げ勾配などに用いる2~3%程度のゆるい勾配。 用語解説【%(ぱーせんと)】: 勾配の度合いを示す指数で1/100勾配を示す。斜路などの勾配の程度を示すのに使用される。 このような形状を作成すると、この中間点の高さも手動で設定しなければなりません。 このような形状を作成すると、この中間点の高さも手動で設定しなければなりません。 このように本来の領域も含めて大きめにポイントの数を最小限でメッシュを作成すると、高さの設定は4つ角のみとなります。 その上でいらない領域を切り取ると、多角形勾配の面を簡単に作成できます。 このように本来の領域も含めて大きめにポイントの数を最小限でメッシュを作成すると、高さの設定は4つ角のみとなります。 その上でいらない領域を切り取ると、多角形勾配の面を簡単に作成できます。 ×100

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