このフィルタは、ユーザー指定の5×5の重み係数行列で画像に対して畳み込み処理を行います。 画像端処理はできませんので、画像の端は画像の元の端の色を繰り返した色で計算します。 移動平均法、エッジ検出、シャープ、移動、色の反転、ぼかしなど、このフィルタ1つで統合して一気に処理することができるのが特徴です。 例えば、全ての配列に1を入れ、「自動調整」を「ON」にして処理を行うと移動平均法を適用したことになります。 【スケッチ】 8.「アート」メニュー 【回想】 【イラスト】 【水彩】 【色鉛筆】 【フォトフレーム】 【テクスチャ】 【外構合成】 【絵画モード】 22 【カスタム】 画像全体、又は選択領域に対して、数値で配列をして変換します。 ●配列 5×5の配列に対して値を設定します。 ●スケール 行列の計算に含まれる画素の輝度値の和を割る値です。 ●オフセット 行列の計算結果に加える値です。 ●自動調整 指定した配列から、スケールとオフセットを自動算出します。「ON」の時、スケールと オフセットを入力することはできません。 画像全体、又は選択領域に対してモノクロのスケッチ調表示をします。 【絵画調】 画像全体、又は選択領域に対して様々タッチの絵画的な風合いを与えます。 各項目を変更してプレビューボタンを押すことで、設定画面を表示したままで画像がどのように変化するかを確認できます。 画像全体、又は選択領域に対して回想的な風合いを与えます。値が「100」の場合、画像は白になります。 画像全体、又は選択領域に対してイラスト風のタッチにします。 画像全体、又は選択領域に手描きの水彩色の風合いを与えます。設定には平面図用とパース図用があり、平面図用にも余白設定のありなしのパターンがあります。 画像全体、又は選択領域に手描きの色鉛筆の風合いを与えます。【水彩】と同じ変更設定パターンがあります。 画像全体、又は選択領域の外周に様々なデザインのフレームを表現します。外周をぼかす場合にもこの設定を使用します。 画像全体、又は選択領域に様々なテクスチャを合成し、質感を出すフィルタです。 画像に外構イメージを合成できます。この機能を使用する為には、予めレタッチで背景を透過したTIF画像を「RP21」フォルダ⇒「Presen」フォルダ⇒「Ext」フォルダ⇒「Front」フォルダ内に新しくフォルダを作成し、保存しておく必要があります。 また、合成した画像の位置関係は変更できない為、レタッチでのTIF画像作成時には、画像上部(時には左右)の余白を大きめに作成することで位置調整することになります。 絵画モードは[絵画調]コマンドの手動バージョンです。 実行後、白く塗りつぶされたレイヤが作成され、[消しゴム]ツールが選択された状態となります。 白く塗りつぶされた部分を徐々に削除しつつ、テクスチャブラシの効果を使い、画像に絵画的な風合いをもたせます。
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